この記事で分かること
- 宅配のメリット・デメリット
- 企業配のメリット・デメリット
- 選択の基準は何か
宅配と企業配。どちらも荷物を積んで配達するのは一緒です。 大きく違うのは一般宅へ配達するか企業へ配達するか。
それだけの違いならどっちでも良さそうだね。
案件の多い宅配から始めてみようかな。
確かに宅配の方が募集案件多いけどそれぞれの特徴があるんだよ。
僕は両方経験してるからその違いを教えてあげるね。
目次
結論
いきなりですが結論から入ります。 配達くんの言う通り宅配の方が良い? それとも企業配の方が良い? ・・・どちらも違います。
結論
重視する労働スタイルによって変わる
そりゃそうですよね。笑 まずはそれぞれの特徴を知ってもらおうと思います。
宅配について
宅配とは、一般宅(個人宅)へ荷物を配送する仕事です。
SNSではデメリットばかり見かける宅配案件。 書かれている内容にあながち間違いは無いのですが、もちろんメリットもあります。 だからこそ長年同じ案件、コースで仕事を続けるドライバーも多くいます。 そんな宅配案件のメリット、デメリット。僕が感じたのは...
宅配メリット
まずはメリットを紹介します。
いっぱいあるけど、代表的な3つに絞りました。
✓ 宅配メリット3選
- 売上金額が大きい
- 配達エリアが狭い
- 荷物が小さく軽い
売上金額が大きい
多く稼げる仕事はそれだけで魅力的です。
個建の仕事ですので、時期によって差はありますが
繁忙期には大きく売上額を伸ばすことができます。
僕の実例で言うと月の売上最高額は70万です。
※ 僕より稼いでるドライバーもたくさんいます。
配達エリアが狭い
個人事業主はガソリン代が実費です。 経費になるとは言え、出費は少ない方がお得であることに変わりはありません。 僕は仕事をもらっていた営業所の中で遠く広いエリアを担当していましたが ガソリン代は月5万円程でした。 ガソリンの価格にもよりますが 大半の方は5万未満と捉えて良いと思います。
荷物が小さく軽い
大半の荷物が片手で持てます。
雨の日も荷物が小さいので動きやすいですし 普段も体への負荷が企業配に比べたら断然少ないです。 体が資本の個人事業主にとって大きなメリットと言えます。
宅配は少ない経費、労力でたくさん稼げてオトクなんですね!
宅配デメリット
✓ 宅配デメリット3選
- 拘束時間が長い
- 不在・再配依頼が多い
- クセのあるお客さんに対応しなければいけない
拘束時間が長い
長いです。僕の宅配時代の平均拘束時間は7:30~20:30でした。
宅配には時間指定のある荷物がたくさんあります。
その割合は夜間(18~21時)に配達しないといけない荷物が1番多いです。
お客様も日中は仕事していて不在なのです。
夜間指定の配達を終えて仕事の終了なので
繁忙期なら稼げる額も増えますし気にならないのですが
閑散期は暇な時間も増えます。
暇な時間をどう過ごすか。考えておかないといけないです。
僕、もしくは他のドライバーがどう過ごしているかはこちらの記事をお読みください。
✓合わせて読みたい
軽貨物ドライバーの時間潰し方法 ※作成中
不在・再配依頼が多い
僕は宅配時代、在宅率が良いと言われるエリアを配達していましたが 行先を考えず全ての荷物を朝から配達すると、1周した時点で3~4割残る感じです。 その不在の3~4割は荷物が落ちないから売上ゼロ。 むしろ不在表を書いたりして配達にかけた時間、ガソリンの分だけマイナスです。 再配依頼が入ったらその時間に配達に行くようコントロールしなければいけません。
3~4割も不在なのは厳しく感じますねぇ。
ゆーはちさんその状況を耐えながら宅配していたのですか?
1ヶ月もするとお客さんの在宅時間覚えてくるから、そしたらだいぶ楽になるよ。
実際僕は夕方前で不在2割弱ってとこだったなぁ。
クセのあるお客さんに対応しなければいけない
各エリアに1人はいるのです。 率直に言うと、関わりたくない人。
お客さんならまだ我慢するのですが 配達先でもないのに執拗に絡んでくる人がいたり・・・。 こういうのは我慢するか、出てくる場所・時間を察知して避けるかです。 ちなみに話してみると良い人もいますので見極めください。笑
企業配について
企業配は宅配とは違って"企業に荷物を配送する仕事"です。
いわゆる B to B ってやつです。
僕は宅配を経験した後、現在企業配で生活費を稼いでいます。
企業配の情報はあまり出回っていないのでぜひとも僕を通して知っていただければと思います。
企業配メリット
✓ 企業配メリット3選
- 実働時間が短い
- 配完率が良い
- 複数個口
実働時間が短い
宅配で拘束時間が長いという話をしましたが
企業配はそれに比べ短いです。
僕が今やっている企業配は
9:00 - 13:00 15:00 - 17:00 の6時間稼働(平均)です。
会社が開いている時間での配達が必須なので
遅くとも18:00には終わり、そのあと自分の時間が取れます。
軽貨物の委託仕事で自分の時間が取れるのは貴重ですね!
配完率が良い
SNS等で軽貨物関連の話題を見ていると 不在のお客様に対する不満を多く見かけます。 それだけ不在というのは軽貨物ドライバーにとって厄介なのです。 企業配は受け手が企業ですので 社員が働いている時間であれば100%受け取ってもらえます。 1日の配達を終えて配管率100%!!ってのがザラにあります!
複数個口
企業配は複数個口が多いです。1件2~3個が多々あります。 これは感覚ですが、平均すると1件あたり1.7個程度になると思います。
1件で多くの荷物があるのは個建で稼ぐ配達員としてとても嬉しいものです。
ちなみに僕が今までで1番多かったのは1件63個です。
単価を想像して計算してみてください。
企業配は瞬発力があります。
ここでは3つに絞っていますが、企業配メリットに特化した記事もあります。 ぜひ企業配の良いところを知ってください。
✓合わせて読みたい
企業配のメリット5選
企業配デメリット
✓ 企業配デメリット3選
- 荷物が大きく重い
- 単価が低い
- 配達エリアが広い
荷物が大きく重い
筋トレとポジティブに考えられれば良いのですが 荷物が大きく、重たい物が多いです。 色々な商品が1箱にまとめられていたり、コピー紙が何枚も1箱に入っていたり・・・。 コピー紙はA4サイズで1ケース21kgあるようです。 それを1件に何箱も納品します。 コピー紙を持って階段を何度も往復することもあります。
21kgを持って階段を上るってキツくないですか?
意外と何ともないよ。
慣れると2ケース(42kg)を1度に運ぶ人もいるよ。僕にはできないけど。笑
単価が低い
宅配よりも20円程度低いです。 不在が少なく、ムダなガソリン代や時間がかからないことを考慮してどう捉えるか。ですね。 仮に150個を25日配完したとすると 単価20円の差で売上が75,000円変わります。 ここに着眼すると少し気分が落ちてしまいます。
配達エリアが広い
宅配の時、僕のエリアは営業所内でも広いと言われるエリアでした。
おまけに1番遠方のエリアでもありました。
当時の僕は9:00~20:00くらいまでの配達で走行距離は130km程だったと記憶しています。
それが今企業配では
走行時間は9:00~13:00 15:00~17:00の6時間で同距離走ります。
お客様間の走行が10分なんてのもザラにあります。
選択基準となるのは生活スタイル
ここまで宅配・企業配の特徴について メリット・デメリットという形でお話しさせていただきましたが 異なった特徴を持つため結局どちらがいいんだろうか...ってなりがちです。 そこで何を重視して選択したら良いかですが、僕は
"これからどういう形で売上を立てていきたいのか"
次第だと思います。
ん?軽貨物ドライバーで売り上げを立てていくのに形があるの?
形というのは収入の内訳です。 これを軽貨物に特化するのかしないのかで考えるといいと思います。 軽貨物に特化して稼ぎたいのなら宅配。 軽貨物以外にも収入を得ていきたいのなら企業配。 この考えでOKです。 実際に僕は家族との時間を取りたいことや、軽貨物以外の仕事もしたいことから 宅配→企業配への転身を決めました。
さいごに。。。
今回は宅配・企業配のメリット、デメリットをお伝えしつつ 軽貨物ドライバーとしてどちらの仕事を選ぶべきかについてでした。 僕は自分が転身してることもあって企業配を推す気持ちが少し強いのですが この記事を参考にあなたの少しでも気持ちが強く向く方を選んでいただければ嬉しく思います。 僕はこれから軽貨物ドライバーを始める方、伸び悩んでいる方向けに 僕なりの軽貨物の記事や参考書を書いていますのでぜひ合わせて読んでいただき 少しでも多く売上を立てるためのお手伝いができれば嬉しいです。 また、軽貨物しながら他の稼ぎも得たい方。 FXの記事も書いていますので参考いただきたく思います。
今より1円でも多く稼げるように一緒に頑張りましょう!!